新潟で実家を相続したらどうする?売却・活用・空き家放置の判断ポイント
目次
この記事でわかること
- ・実家を相続した後、最初に確認すべきことがわかります
- ・売却するか、活用するか、保有するかの判断軸が整理できます
- ・実家を放置した場合に起こりやすいリスクを把握できます
実家を相続したら、まずは「誰が相続するのか」「名義変更が必要か」「相続税の申告が必要か」「今後どのように管理・活用するのか」を順番に確認することが大切です。
新潟県内の実家の場合、冬場の雪下ろしや除雪、建物の老朽化、空き家管理の負担が問題になることもあります。
住む予定がないまま放置すると、費用や手間がかかるだけでなく、近隣トラブルにつながるおそれもあります。相続後はそのままにせず、できるだけ早めに方針を決めておきましょう。
実家を相続したら、まずは権利関係と費用を確認しましょう
実家を相続した直後は、売却するか、貸すか、誰かが住むかを決める前に、まず相続人や財産の状況を整理する必要があります。
遺言書と相続人を確認する
最初に確認したいのは、遺言書の有無です。遺言書がある場合は、その内容に沿って手続きを進めることが基本になります。
ただし、遺言書の形式や内容によっては、そのまま相続手続きに使用できるか確認が必要な場合もあります。
遺言書がない場合は、相続人全員で話し合い、実家を誰が引き継ぐのかを決めます。
実家は現金のように簡単に分けられません。誰か1人が取得するのか、売却して代金を分けるのか、共有名義にするのかを慎重に検討することが大切です。
土地・建物の名義や維持費を確認する
固定資産税の納税通知書や登記事項証明書を確認し、土地・建物の名義、面積、評価額を把握します。
あわせて、住宅ローン、未払いの税金、管理費、修繕費などが残っていないか確認しておきましょう。
実家を相続したときに確認したい項目
- ・遺言書があるか
- ・相続人は誰か
- ・実家の土地・建物の名義はどうなっているか
- ・固定資産税評価額はいくらか
- ・住宅ローンや未払い費用が残っていないか
- ・誰かが住む予定があるか
- ・今後の管理を誰が行うか
新潟県内でも、新潟市中心部、郊外、長岡市、上越市、農村部、山間部など、地域によって不動産の需要や管理負担は大きく変わります。
特に雪の多い地域では、冬場の管理費用や積雪による建物への負担も考えたうえで判断することが重要です。
実家を相続した後は、登記や税金の手続きを順番に進めます
実家を相続する場合、主に「遺産分割」「相続登記」「相続税の確認」を進める必要があります。
実家を誰が取得するか話し合う
遺産分割では、相続人全員で実家を誰が取得するかを話し合い、合意した内容を遺産分割協議書にまとめます。
実家を共有名義にすることもできますが、将来売却する際や大きな修繕を行う際に、共有者全員の同意が必要になる場合があります。
そのため、安易に共有名義にすると、後から話し合いが難しくなる可能性があります。
特に、相続人が県外に住んでいる場合や、今後さらに次の相続が発生する可能性がある場合は注意が必要です。
相続登記は3年以内に行う
相続登記は、不動産の名義を亡くなった方から相続人へ変更する手続きです。
2024年4月1日から相続登記が義務化され、不動産を相続で取得したことを知った日から3年以内に申請する必要があります。
正当な理由なく申請しない場合、10万円以下の過料の対象となることがあります。実家を売却する予定が決まっていない場合でも、相続登記は期限内に進めましょう。
相続税の申告が必要か確認する
実家の相続では、相続税の申告が必要かどうかも確認しましょう。
相続税は、正味の遺産額が次の基礎控除額を超える場合に、申告が必要になる可能性があります。
相続税の基礎控除額=3,000万円+600万円×法定相続人の数
相続税の申告期限は、原則として相続開始を知った日の翌日から10か月以内です。
実家の土地評価や小規模宅地等の特例の適用によって、相続税額が大きく変わることもあります。「財産は実家くらいだから相続税はかからないだろう」と自己判断せず、早めに確認することが大切です。
実家を売却する場合は、税金と売りやすさを早めに確認しましょう
相続した実家に住む予定がない場合は、売却が有力な選択肢となります。
特に、相続人が新潟県外に住んでいる、定期的な管理に通えない、雪下ろしや草木の管理が難しい、修繕費がかかりそうといった場合は、早めに売却を検討する価値があります。
実家の売却を検討した方がよいケース
- ・相続人の誰も住む予定がない
- ・県外に住んでいて管理に通うのが難しい
- ・固定資産税や火災保険の負担が重い
- ・屋根、外壁、水回りなどの老朽化が進んでいる
- ・雪下ろしや除雪の負担が大きい
- ・相続人全員が売却に同意できる
- ・将来的に活用する予定がない
実家の売却に使える3,000万円控除を確認する
相続した実家を売却する場合は、税金面の確認も欠かせません。
一定の要件を満たすと、「被相続人の居住用財産を売ったときの特例」により、譲渡所得から最高3,000万円を控除できる場合があります。
ただし、この特例には、建物の建築時期、被相続人の居住状況、売却時期、耐震性、売却方法など、細かな適用要件があります。
また、2024年1月1日以後の譲渡では、相続人が3人以上の場合、控除額の上限が2,000万円となる点にも注意が必要です。
新潟では地域によって売却のしやすさが異なる
新潟の不動産は、地域によって売却のしやすさに差があります。
新潟市内や駅周辺では一定の需要が見込める一方、郊外や山間部では、買い手が見つかるまで時間がかかることもあります。
売却を考える場合は、不動産会社に査定を依頼するだけでなく、売却価格や諸費用、売却後に発生する税金まで含めて検討することが大切です。
実家を活用する場合は、収支と管理の負担を比べましょう
思い入れのある実家をすぐに売却せず、活用したいと考える方もいます。
主な活用方法として、親族が住む、賃貸に出す、二拠点生活に使う、建て替える、建物を解体して駐車場にするといった選択肢があります。
ただし、活用には「実家を残せる」というメリットがある一方で、必ずしも安定した収益が得られるとは限りません。
賃貸に出す場合は修繕費や空室リスクも考える
実家を賃貸に出せば家賃収入が見込めますが、修繕費、管理委託料、固定資産税、火災保険料などの支出も発生します。
入居者が見つからなければ、家賃収入がない状態で維持費を負担しなければなりません。
築年数が古い実家では、水回り、屋根、外壁、断熱、給湯設備などに、大きな修繕が必要になることもあります。
実家を活用する前に確認したい項目
- ・月々の収入と支出を試算したか
- ・修繕費がどの程度かかるか
- ・賃貸需要がある地域か
- ・管理を誰が行うか
- ・雪下ろしや除雪を誰が行うか
- ・将来売却する可能性を残すか
- ・相続人全員が方針に納得しているか
新潟県内では、冬場の管理が特に重要です。雪下ろしや除雪を怠ると、屋根や外壁の劣化、雨漏り、近隣への落雪トラブルにつながることがあります。
活用する場合は「何に使うのか」だけでなく、誰が、どのくらいの費用をかけて管理するのかまで決めておきましょう。
実家を放置すると、費用や近隣トラブルが大きくなるおそれがあります
「今すぐには決められないから、とりあえずそのままにしておく」という方も少なくありません。
しかし、実家に誰も住んでいなくても、固定資産税、火災保険、草木の管理、雪下ろし、防犯対策などの負担は続きます。
建物は、人が住まなくなると傷みやすくなります。換気不足による湿気、雨漏り、害虫や動物の侵入、配管の劣化などが進む可能性があるためです。
老朽化が進むと、将来売却しようとしても価格が下がったり、売却前に多額の修繕費や解体費用が必要になったりすることがあります。
実家の放置によって起こりやすいリスク
- ・屋根や外壁の劣化が進む
- ・雪の重みによって建物に負担がかかる
- ・落雪や倒壊で近隣に損害を与えるおそれがある
- ・草木が伸びて近隣トラブルにつながる
- ・不法侵入や火災のリスクが高まる
- ・売却や活用の選択肢が狭くなる
- ・相続人間で費用負担に関する不満が生じる
管理状態によっては固定資産税の負担が増える
管理が不十分な空き家は、自治体から「特定空家等」や「管理不全空家等」と判断される可能性があります。
自治体から勧告を受けると、固定資産税等の住宅用地特例の対象から外れ、税負担が増える場合があります。
実家の相続は、思い入れがあるほど判断を先送りしやすいものです。
しかし、相続登記や相続税には期限があり、空き家の管理にも継続的な費用がかかります。売却、活用、保有のどれを選ぶ場合でも、早めに相続人で話し合いましょう。
新潟で実家を相続したら、早めに専門家へ相談しましょう
実家の相続では、名義変更、相続税、不動産の評価、売却、空き家管理など、確認すべきことが数多くあります。
特に新潟県内の不動産は、地域ごとの需要、雪の管理、建物の状態などによって、売却・活用・保有のどれが適しているかが変わります。
次のようなお悩みがある方は、早めに専門家へご相談ください。
- 売るべきか、残すべきか迷っている
- 相続登記や相続税の手続きが必要かわからない
- 県外に住んでいて新潟の実家を管理できない
- 空き家のままにしていてよいのか不安
相続人の状況や実家の状態を整理したうえで、売却・活用・保有のどの選択が適しているかを一緒に検討することができます。
まずはお気軽に無料相談をご利用ください。
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